家に帰り、電気を付けた
誰もいない…
もう慣れたはずなのに、今日はなんか寂しいって感じがする
「くぅ~ん…」
「華…」
きっと自分で柵を出た華が私の傍に来た
そうだよね、今は一人じゃない
だって、華がいるもん
「ありがとう、華。なんか元気が出た。よしっ、美味しいもの食べて吹っ飛ばそう!!」
「ワンッ」
「んっ?わかってるよ。華には高級ジャッキーをあげる」
華のお陰で元気になった私は夕ご飯を作るためにキッチンに向かった
って、私超濡れてるし!!
さっき雨に打たれて帰ってきたからかぁ…
まずお風呂に入ろう
私は出来るだけ会長と裕未ちゃんのことを考えないようにした
だって、考えたって人の気持ちは変わらないもん
もし、ずっと考えていたら会長が私のこと好きになってくれるなんてないもの