「パリに帰れ」



「帰れ」



「帰れ」



「うぅ…みんなして…」



いや!!


あんたが悪いんですから!!



私は物置からロープを持ってきて、竜彦に渡した



竜彦はそれで親父をグルグル巻きにした




「な、何をする気かな?」



「「今から東京湾からパリまで流す♪」」



私と竜彦は笑顔で声を揃えながら言った




「いやいや!!そんな笑顔でキッパリと!!しかも、何♪マーク付けちゃってるの!?」



「気にするな」



「そうだよ、気にしたら負け♪」



「負けとか関係ある?!うわぁぁーん、綾ちゃんHELP---!!」



親父は母さんに助けを求めた




「頑張れ♪」



母さんは笑顔で親父に向かって言った



「ちょっ!!綾ちゃん!!」







こうして、親父はパリまで流れた(丁度運よく、マネージャーさんが来たから流れてはないけど、旅たった)




一生帰ってくんなよ♪