「じゃあ、そろそろ5時になるし。行こう」



いつのまにか着替えていた黄鳥先輩とゆんちゃん



ふ、二人とも超絵になる…



な、なんか羨ましい



私達はリビングに降りた



だ、大丈夫だよね…



会長にへんな事言われないよね



『似合ってない』とか…




確実にその場で撃沈




でも、大丈夫だよね



私自身だって吃驚するほどだし…




そんな心配を胸に秘めながら、私はリビングに行った




「というわけで、早く花火大会…」



私がリビングに入った瞬間、そんな声が…



あれ?



もしかして、私出遅れた?



そういえば、さっきまで私の隣はいなかったような…



みんなゾロゾロと玄関に向かっていた



ちょっ!!



やっぱり出遅れていた私



ふと、誰かの視線を感じた



それは隣にいた会長だった




ドキッ



も、もしかして可愛いとか思ってくれてる?



「…お前…」



ドキドキ



「やっぱり、馬子にも衣装だな」



はっ…!?