だが、みんなの応援でも超鈍感なつぐみはみんなの行動は気まぐれだと思うほどだった
つぐみの家に生徒会みんなで遊びに行ったときにつぐみの父親に変な対抗心を持たされたとつぐみは言っていた
たぶん、父親の勘で俺がつぐみのことを好きだと気づいたんだ
つぐみの父親はたぶんすごい手強い
だけど、俺の願いはこの恋を実らせることではなく、高校での3年間ずっとあいつの傍にいること
それが最近、だんだんつぐみへの思いが大きくなり始めている
いつか自分でも制御不能になるかもしれない
だから、俺はいつも必死に平常心を保つ
3年間…
3年経ったら、たぶん忘れられる…
あいつへの思いを…
だから、それまでの間はあいつの傍にいたい
「会長…本ばっか読んでないで手伝ってください」
「やだ」
「…ケチ」
「誰がケチだと?」
それまでは…ずっと…