大翔の机の前でしゃがんで、片手で大翔のふわふわの髪を触る。

今なら、言える。

そして、終われられる。


「大翔…好きだよ。」


大翔の唇にそっとキスをした。

それと同時に大翔が目を覚ます。

そして、当然ながら驚いた顔をする。

当然だけど、辛い。

痛い。

だから俺は隠すように、


「ごめん、ごめん。冗談、冗談。」


誤魔化した。