この状況の中でも私の頭の中に亮の顔が思い浮かんだ。



ちらりと亮を見てみるとこの状況が把握できない。


そんな顔をしていた。



そんな時、HRの終わりを告げるのチャイムが鳴った。



「うわぁ!相川のせいでチャイム鳴ったやん!はよ号令かけろや。」



「俺、トイレ行きたいし!漏れそう!相川、号令かけへんのやったら俺のちこくわえておしっこ飲めよな!」



その言葉でまたクラスが笑いにつつまれた。



先生も一緒になって笑っている。



涙が頬を伝わった。



その時、



ドンッ



そんな音が教室に響きわたった。