「まぁいいわ!今日のHR楽しみだね。相川さん。」



と言われた。



まさか今日の日直って…


そう思い黒板を見てみると、



日直の文字の下に相川と書かれていた。



最悪だ。



また‘あれ’をされる。


私の体は震え始めた。



橘は笑いながら自分の席に帰っていった。



私は散らばった物を片付けた。



片付けが終わった瞬間、チャイムが鳴った。



チャイムが鳴ったのと同時に亮が教室に入ってきた。


「葉月!おはよう!」



亮が私の元に駆け寄る。


私はおはよう。の意味を込めて亮に向かって微笑んだ。



「どうした?葉月。顔色悪くないか?」



亮が私の顔を覗く。



私は口パクで亮に“大丈夫”と伝えた。