あ〜ぁ。



そう思いながら散らばった物を片付けようとしたその時、



グイッ



髪を引っ張られた。



痛い!



そう思いながら引っ張っている人を確認する。



案の定橘美嶺だった。



「ねぇあんた!なめてんの?」



突然、怒鳴られた。



な、何よいきなり…



そう思いながら橘を睨む。


「今日のあれ何よ!」



今日のあれって何よ。



「なんで避けるの?つまらないわぁ〜」



えっ!橘って心の声が聞こえるの?



私は少しだけ橘を見直した。