葉月、意外とでかいな…
そう思った直後、葉月に突き飛ばされた。
葉月は涙目になりながら俺を見つめている。
少しの沈黙が流れる。
沈黙を破ったのは俺だった。
「ごめん、葉月…」
俺は頭を下げ必死に謝った。
俺は…なんてことを。
そう思った直後、葉月に優しく肩を叩かれた。
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【TO】
大丈夫だよ。
ちょっとびっくりしただけだから…
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俺は申し訳なささでいっぱいになった。
「本当にごめん」
ともう一度謝った。
少しの沈黙が流れ後、俺は「そろそろ寝ようか…」と呟いた。
すると葉月は深く頷いた。
結局、葉月がベッドで俺が布団で寝ることになった。