私は恥ずかしくなり亮を突き飛ばしてしまった。



二人の間に沈黙が走る。



最初に沈黙を破ったのは亮だった。



「ごめん、葉月。」



亮は頭をさげている。



私は亮の肩を叩きメールを打つ。



――――――――――――
【TO】

大丈夫だよ。


ちょっとびっくりしただけだから…

――――――――――――


私がそう伝えると亮が「本当にごめん」と謝ってきた。



少し沈黙が流れた後、亮が「そろそろ寝ようか…」と言ったので私は深く頷いた。



私は亮のベッドを借りた。