「……おい、大丈夫か?」



「……えっ!?あ、すみません……!」



俺がいる事に気付いてなかったみたいで、目を大きく見開かせている。



……ん?つーか、コイツ顔赤すぎねーか?



「お前、熱あんの?」



「あ……いえっ!そんな大した熱じゃ無いんで大丈…」



立ち上がろうとしたコイツが、フラッと俺がいる反対方向に倒れかけていたので手首を掴んで引き寄せた。



「す、すみません……!」



「全然、大丈夫じゃねーな」