「……先輩、恥ずかしい…です」 「あ?そんなこと言っても離れねぇよ?」 俺は彼女にそう言って、抱きしめる力を強くした。 「ど、どうしちゃったんですか……?」 「……あー、お前不足だから充電中なんだよ」 最近、彼女が体育祭の実行委員になったとやで、帰りも昼休みも一緒にいれなかった。 ……俺はお前不足なんだよ、 つーかお前は俺と一緒に居れなくて、何も思わないわけ? なんかさ、それってムカつかない?