人が立っていた


いつからかはわからない、25歳前後の男性であった


モデルの様で誰でも虜にしそうな


優しい笑顔で彼は喋りかけてきた


「やぁ、君が宮田 流羽さんで間違いはないかな?」


笑顔を絶やさない


だれだろう


私には大人の知り合いはいない


叔母父の知り合いだろうか、それにしては若すぎる


私はこの疑問をぶつけてみることにした


「すいません、どちら様でしょうか?」