結局、隼人の想いは届かず 佐伯くんに決まった 佐伯くんは爽やかな黒髪が似合う好青年という感じ 放課後になり、私は佐伯くんの席に行った 「よろしくね」 「俺、椎名さんと一緒なんて嬉しいよ」 「ほんと?ならよかった」 私はほっとして微笑んだ 迷惑だったらどうしようって思ってたから 笑った私をじっと見て佐伯くんが口を開いた 「ねぇ、椎名さん…