「って、この場合羨ましいのは橘くんか。
私も好きな人にお見舞いしてほしい~」


なんでアヤちゃんが羨ましいんだろ?



「えっと……家さえ教えてくれれば、お見舞い行くよ?」


「う、うーん、そういう意味じゃないんだけど……」


「?」


ど、どういうこと?



「あっ!アヤちゃん、皆には優しいから呼べばいつでも見舞いに来てくれ……」


「そういう意味じゃないってばぁ~」


古沢さんが声を荒らげる。