プルルルル...
「もしもし?お母さん?」
「優莉!!!?舞莉が...!!!!」
「.....え?」
ブー ブー キキィー! ドン!
「優莉?どうしたの?優莉?ゆうりぃぃぃぃ!!!!」
「お母さん。おかあさん!!!」
...
「しっかりしろ!」
「ハッ ここはどこ?」
目を開けると綺麗なシャンデリアに白い壁と謎の彼
私は何をしていたんだ?
「よかった。目を覚ましたね」
「そうか、私死んだんだ。」
さっきの夢は全て本当に起こったことなんだ。
お母さんと電話してる時に...
涙が抑えられないよ...
「わ、私は...お母さんを...」
布団がもうぐっしょり濡れてる。
でもそんなの気にしない。
それよりも、お母さんを残してしまった後悔と
今までの思い出、全てがこみあげてくる
「泣きたい時は泣けばいいよ。」
謎の彼が背中をさすってくれる
何故か彼の手が安心して
涙が更に溢れてくる
「さあ横になって、今日はもう寝た方がいい」
お腹をトントンしてくれる彼の手が気持ちよくてそのまま意識を飛ばした。