悠はニヤニヤとしながら
『はやくー』と言いながらソファーに座ってあたしを見ている。


探した部屋には何もなくて唯一残ったあたしの部屋を探してると、カーテンの向こうに影があるのが見えた。

ベットの上に乗り、カーテンをめくると長靴の形をしたプラスチックの中に大量のお菓子が入っているのがあった。


「悠〜あったよ!お菓子いっぱい」

あたしは見つけた嬉しさと色々なお菓子を見て思わずテンションが上がってしまってた。

「それ千佳にあげるよ」

あたしの笑顔につられたのか、嬉しそうな悠。


中には色んな味がある棒状のお菓子や小さな丸いガム。


久しぶりに見るモノばかりで懐かしさを感じる。


あたしは普段、お菓子なんて食べないけど悠から貰った物だと思うとなんだか食べるのが勿体無い気がした。


あたし達はタルトを食べてそのまま明日に備えて寝ることにした。