午前中の授業が終わり、昼飯を買うために財布をカバンから取り出す。


席から立ってさりげなく後ろを見る。でも後ろにあの女はいなかった。

さっきまで窓の外ばっか見てたくせに昼になると速攻消えるのか。


どうもタイミングが合わなくて少しイライラしながら購買でパン1つとお茶を買って教室に戻って昼飯を済ませると、制服のポケットの携帯が震えた。


開くと龍平からだった。

『今日学校終わったら駅前に集合〜♪』


『了解』


返信して携帯を閉じる。