「この事が公になれば、私の首が
とぶどころか、あなたも、プリンセス
の座を降りなくてはなりません。」

「………」

「………それでも、私との恋を
始める覚悟はおありですか?」

「公にできなくても、デートなんて
できなくても、それでも……
私は、ジルが欲しいですっ……」

「…ふっ……、わがままな
プリンセスですね」

もう、どうなったっていい
この人に、一生ついていく


私は決めたの。



「今宵は、私だけを感じてください」