-sae side-
あと、10分で10時…。
早くジルに会いたい。
そんな想いが溢れてくる。
「お迎えにあがりました、プリンセス」
「………ジルっ、会いたかった」
1番愛おしい人の顔がドアから
のぞいて思わず抱きついてしまった。
「っあ…ごめん……」
「……さえ様、いけません…」
「さっ、散歩行こ……」
*
ジルが連れてきてくれたのは
ロベールさんが管理している
温室だった。
程よく月明かりがさして、
夜の温室はとてもロマンチックな
場所になっていた。
あと、10分で10時…。
早くジルに会いたい。
そんな想いが溢れてくる。
「お迎えにあがりました、プリンセス」
「………ジルっ、会いたかった」
1番愛おしい人の顔がドアから
のぞいて思わず抱きついてしまった。
「っあ…ごめん……」
「……さえ様、いけません…」
「さっ、散歩行こ……」
*
ジルが連れてきてくれたのは
ロベールさんが管理している
温室だった。
程よく月明かりがさして、
夜の温室はとてもロマンチックな
場所になっていた。