私の言葉を聞かずに手を引かれ中に入ってしまう。 「きゃ…きゃぁー!」 中に入ってからすぐに悲鳴をあげていた。 「お…おい大丈夫かよ?」 暫くして出た後ふらふらしている明里の肩を抱き寄せながら歩いてベンチに向かう。 「ら…らいじょうぶれす」 恐怖のあまり頭の中がぐるぐるしているせいか呂律が回っておらず。 ベンチに座り休憩する。