―繋いだ手を離さないでよ
僕の頭の中で、真冬が「いい曲だね」と言った曲の1フレーズが流れ続けた。そして僕は、真冬と待ち合わせた時に感じた懐かしい感覚がなんだったのかを思い出していた。