「いや、どうかな…冷蔵庫で見てこようか?」
「そこまでしなくていいよ。…あ、違うみたい」オレンジジュースをひと口舐めた。
「100%じゃないと飲めない?」
「ううん、違う。100%が好きなだけ」
「ごめんな」
「全然いいよ、気にさせてごめんね」真冬はそう言って、オレンジジュースを口に運んだ。