「なんでだと思う?」
「真冬ちゃんがいたからだろ?」
「いや、そうだけどさ…やっぱりそうだよな…」
「一番の宝物をどんなに胸の奥に仕舞い込んだって、それは光り続けるし、うまく隠せたりごまかせても、いつかまた必ずその存在が気になる」
「………」