ボサボサ頭は苦虫を噛んだような顔をして僕を見た。「…そして二人の話は秋へ飛ぶ」
スプーンですくいきれなかったアイスが、ひらべったい皿の上で完全に溶けていた。僕は時計を見た。あと20分。