『あ、待っててくれたの?嫌われてるから帰ってるかと思ってた。』




『さ、さすがにそんなひどいことしないよ。』






私は空に視線を移して見つめた。





『空、好きなの?』





『へ?…今日は特別綺麗だから。』





《カシャッ》





『あ、それ写真送ってよ。綺麗。』





『…あー、でもアドレス知らな、』





『教える。だめ?』





そんな事言われても…
まぁ学級委員だし、これから必要になる、のかな…?





『…わかった。』






それからアドレスを交換して、教室に戻るともう自習は終わっていて、次は移動教室だった。




『桜花ー?行くよー?』





『あ、待って!』





『西山さん。』





『え?』





『今日メール、待ってるから。』





やっぱり、送らなきゃダメですよね〜…。



ちゃんと送ります…。
そう思い麗奈ちゃんのところに走っていった。