4年生の割には小さな体を抱きながら、自分が子供だった頃を反芻させた。
親父っ子だった俺も、同じように父の膝に乗って遊んだ。



……我が子でもない彼が、思い出を深めてくれた。

これから先も、ずっとそうしていきたい…と望んだ。



「私に任せて下さいませんか?…純くんと来未さんを、自分の家族にしたいんです」