安心して。


本命はこれじゃない。


一瞬でおとして、本命は放課後の教室みたいなベタなところでいくわよ。


「話…?いいよ」


「ほんと?よかったぁ

じゃあ、ついてきて」


コソッと耳打ちをして、私は教室を立ち去る。


まぁ、これだけ話しかければ私の美貌を持ってすれば8割おちたわね。




屋上__。


「ついてきててくれてありがとう!」


柔らかい笑顔を宮野に向ける。