今に見ている本が私の写真に変わるわ……!

「…宮野君…だよね?」


少し声を高めにして、照れたようにもじもじしながら私は宮野に近寄った。


「そうだけど…」


「あの、話があるの……」


私がそう言った瞬間、みんながざわついた。


「由香様…!!あの宮野なんかをお相手に…!」


「由香様、宮野なんかじゃなく、俺と…!」


そんな声ばかり。