圭の死で、火が付いた。

「う、わぁぁぁっ!連、てめぇっ!よく

も、よくも圭を・・・!」

 圭とよくつるんでた有谷秀太が連を睨

む。目から滝みたいに涙を流しながら。

 一方の連は、面倒くさそうに秀太を見

る。

「んだよ、てめぇも圭と仲よく死にてぇ

のか。そうかそうか。じゃあ死ね」

 そう言うなり、秀太の後ろに回って、

着けていた制服のベルトで首を絞め始め

る。

「ぐぅ、が、がぁぁ、や、やめ・・・・」

 秀太は足をバタバタさせながら、必死

に逃れようともがく。

「あ、駄目っ」

 何が起きたのか分からない中で、止め

させようと必死に手を伸ばす。