そのことを口にしようとはしない。

 圭が聞いたら、狂うから。

「・・・・・そんなの」

 嫌。

 何でこんなことに・・・・。

 何も言えずにただ黙っている私と秋斗

の後ろで、バキィッ、と鈍い音がする。

 その音に嫌な予感がして、恐る恐る後

ろを振り向く。

「あ、あぁぁっ!」

 そこには、脳をぶちまけた無残な姿に

なった圭。

 誰もが分かった。

 圭は、死んでる。

「「「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」」」

 誰もが絶叫した。