おびただしい血の量が流れてる。

 私は近くにいた陽輔に、何があったの

かを聞いた。

「ねぇ、何がどうなってるの!?陽輔、

この騒ぎは何!?」

 半ば陽輔を責めている感じに聞こえる

が、それどころではなかった。

「連が、圭を机で殴ったんだ。多分2~

3回ぐらい。あともう7分ぐらいだから

誰か死ねって、連が行動を起こしたんだ

と思う」

 嘘・・・・・?

 こんな事、起こっちゃいけないのに。

 私は睨み合っている圭と連の間に入っ

て、止めようとする。