「仕事だ」

「バニング・ロスとヒュー・ヴァレンタインを救出するのか?」

ガイストの問いかけに。

「そうだ」

ゴーストは頷く。

「…2人をデュラハン社のコントラクターにスカウトするの…?」

コートニーの質問。

「さぁな、それは本人達次第だ」

葉巻の煙をくゆらせ、ゴーストは目を細めた。

ただ、あの特別戦犯刑務所から脱獄するのだ。

腕が鈍っていない事は確かだろう。

デュラハン社に引き込めば、優秀なコントラクターになる。

使える人材だ。

「でも、バニング達を追っているのはタスクフォースなの…私達デュラハン社のお得意様だし、マクナイト分隊にはマットが…」

コートニーはマクナイト分隊のマット・エヴァーズマンJr.二等軍曹と恋仲だ。

彼のいる部隊と交戦するような事は避けたかった。