さぁ、何があったことやら私は次の日に入部届けを出した。
期間ギリギリ。
そして、明日からは部活がある!
どーしよ!どーしよ!うあああああああ!!楽しみいいいいい!!
※普通の女子とはかけ離れてます。
よくいる少女漫画のキャラなんかと重ねると痛い目見ますよ。
そしてそして、この日はじめて教室で声をかけられた。
「岡野さんっ!どこから来たの!?」
「え!?か、香川県…」
「へぇー!すごいねッ!」
(どこがスゲーんだよw)
内心腹黒くも、私に話しかけてくれた嬉しさが勝った。
「あたしね!上原明音!」
「そうなんだ!うち、岡野さと!」
「よろしくね!さと!」
「よろしく!明音ちゃん!」
「えっ!?」
ん…?
「呼び捨てしないの?」
…はぃ?
よーびーすーてー?
私のいた地域は男女友仲が良く、しかも少人数。
都会のこのように遊ぶ場所はなかったから海が見える場所で話を
したりする、どちらかと言えば大人びた子ばかりだった。
呼び捨ては慣れてないからできないんだけど〜?
なんて、内心はしまい込んでっと…
「出来ればちゃん付けでいいかな?」
「う、うん!いいよ!じゃあ、あたしもさとちゃんって呼ぶね!」
「うん!」
明音ちゃんかぁ…いや、待てよ?
この子、ほんとに中学生なのか?
見る限り、135とかしか身長ねえよ!?
「どうしたの?」
「いや、コンプレックスとかさ…ある?」
「あるよー!!ビックリするぐらい沢山!」
この瞬間、色々悟った…
この子、いい子だけど嫌われるタイプだ。
よくいる黒い女子の
「あいつ、空気読めねぇよな〜」
の会話に出てくる子だ!