入部届けとは…
1年の3分の一を占める部活動に1年間所属することを証明する魔法の紙…
そして私、岡野さとは、引っ越したての興奮を抑えながら入部届けを…
破ったw
「ざっけんな!!運動部ばっかじゃねぇかあああああ!!!」
「さとは運動下手くそだもんねw」
姉の言葉を入部届けと同様破り捨て、学校に作り直してもらうように頼んだ。
「岡野、なんで破れたんや?」
対応してくれたのは理科の顧問、三木先生―― 50.60あたりだろ(歳)
「あ、破れました。」
「結構硬いからなかなか破れないんだけどなw」
「あ、力んでしまって…」
「あ〜……去年もいたな〜」
え?去年もいたの?
そんな事より、入部届け…(´・ω・`)
「何部に入りたいんや?」
「あ〜それがですね、文化部がいいんですけど、この学校運動部多くないですか?」
「できるだけそっちのコースに進めようとしてるんやろうなw」
「私は、文化部でも楽しいと思うんですよね」
人見知りの私が初対面からここまで人と話たのは珍しい。
どう考えても運動部への怒り。
その先生はコピーをしながらこちら側へ語りかけた。
「うちの部は文化部「何部ですか?」
「あ〜、えっとな科学部っていう部活なんだけど」
「へぇ…!」
「はいっ!コピーいっちょあがり!」
「ありがとうございます!では!」
ほかの先生の目線が恐ろしくて一気に走ったw
三木……かぁ
変な先生だなw