「あ、でも。先生は隣町に住んでないじゃないですか。木下先生は偶然で。桐﨑先生はどこにいるか分かんないんですもん。」

頭の中とは裏腹に何とか誤魔化した。


「あぁそう(笑)1人だったの?」


「友達とですよー」


「花音1人だったら迷子になりそう」


「そう!迷子になったんです!」


「ええ?(笑)」

「地下に繋がる階段あるじゃないですか?あのー電車の」