「ごめんね、東城くん。東城くんの気持ちもわかる。梨子も喜ぶかもしれない。 でも…お願い。梨子のためなの。分かってくれるかな…?」 こいつ…佐藤の言ったこと。 それは『今は梨子に近づくな』ということだった。 梨子はやっぱりクラスで1人になってしまったらしい。 原因は分からない、と佐藤も言ってた。 「…んでっ。なんでだよ!俺は…梨子が苦しんでんのに傍にいてやることもできねーのか…」