‘え…あ、待って! 名前、何ていうの…?’



‘名前…? ああ、僕、浦上 健。キミは?’



‘あたし、南 彩…!’








何かと何かが少しずつ繋がっていく…



‘そうかも! さすが浦上くん! 物知りだね。
あっ、見て見て! ほら、あたしと浦上くんの影’




ヒュー…ドオーン!!




夜空を彩る花火。僕はなんで忘れてしまっていたんだろう、横にいる大切な人のことを。