相変わらず、三浦はすべてを見透かしたような口調だなあ。


僕もよく分からないというのに。


「良かったじゃん、浦上!」

関が言う。


「三浦に相談することか?   確かに南が休みだと何か、何か変な感じがする。でもただそれだけだよ」


「だから、それがだな!  …まっ、いっか。そのうち分かるんじゃね?  その気持ちが何なのか。それに、こういうのは他人に聞いても分かんねーしな!」 

 
関は笑いながら、青木を見た。それから丸井を見た。


2人ともすぐに関から目をそらした。
 




チャイムが鳴り、谷口先生が入ってきた。