後で聞いた話によると

母の葬式に来ていた彼女は、私とは

違う血筋の令嬢だという。


思わずその時は泣きながら手を取ったが

今思えば本当に正しかったのかわからない


彼女に引き取られて私は彼女と一緒に住ま

せて貰っている。

いわゆる命の恩人なのだ。

彼女の家系にも能力を使える人がいるらし

く長女の羽乃は使える人だった。

羽乃は15歳になった。

私は羽乃の双子の設定なので私も15歳...