そんな恥ずかしそうに言う悠朔を見て決心できた。




「わっ、私ね?極度の寂しがりやなの。」





意味がわからないかのようにさっきまで赤くなっていた頬は冷えていた。




「どうゆうこと?極度のって……」


「実はね……」


初めて誘拐された日のこと、私が寂しかった日に秀樹が他の人と歩いてたところを見てしまった日のこと……



長々と、語った。
悠朔はそんな私の話に耳を傾けて、真剣な表情で聞いてくれた。




「………」


「………」



話し終わると2人の間に重い空気が流れた。



こんな話…すべきじゃなかったかな?




「………なんで、もっと早くに話してくれなかったんだょ。」





「………………えっ?」




俺がその幼馴染みのやつの代わりにお前を助けたかった。



いやっ、それは無理でしょ!
だって、その時出会ってなかったんだよ?