教室にいた女子たちが悠朔の存在に気づくと、昨日の女子を含め寄ってきた。
女子からの痛い視線を回避しようと悠朔の手を放そうとすればするほど力強くなってきた。
もー、嫌だ……いい加減放してほしいよ。
気付いてないの多分悠朔だけだよ?
クラスの男子だって気づく、女子の痛い視線を。。
そんな私の気持ちを差し置いて、ドカッと席に座るとポンポン膝を叩く。
……もしかして、、
「沙織、座れ!」
やっぱりかー……
私に命令してきた。
その命令が嫌なはずなのに、顔が赤くなり始めた。
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