ここの街は田舎だから高校まで結構な距離がある。


ここに住んでるほとんどの高校生は鴨野高校で、私立とかの子は朝から数本しかない電車に乗って学校に行く。



大変だよね。。



学校に着くと遅刻する時間。


後ろのドアから教室に入ると、悠朔が自己紹介をしていて、女子の目はみんなハートになってた。



「保三塚!お前、遅刻したから磯貝を学校案内しろ!」



もーなんで私なのよ。。

ってか、怒って言われると嫌になるじゃん。。



「沙織、よろしくな。」


笑顔でいう悠朔の言葉でクラスが静まりかえる。




もー、面倒臭いな。。