バイトをやってる最中昨日会った辺りを見渡すと悠朔の姿があり、客招きをするふりをして近づいた。



「お客さんっ、」



そう言って声をかけると、悠朔はゆっくりとこっちを見てきた。


「沙織じゃん、まだ早いけど?」



それを言うなら、悠朔もめっちゃ早いよ?


だって、バイトが終わるまで2時間以上あるのに……



そんなに待たせるのなんかやだし、今言っとかないと。



「……悠朔、私今日早く帰らないといけないの。」


怖いな、、昨日すごい威圧をかけられたし。



「……わかった。」



そう言うとポケットから小さな紙を渡された。