は?!なに、意味不明!

なんで知ってるのよ私のこと!

そもそも誰なの?!

「あ、あぁ…そうなんですか?…言われてみると、そうかもしれないですね…」

ひきつり笑いをしながら話した私とその人の間に少しの沈黙。

「…あっじゃあ、さよならー」

手を振ってさよならジェスチャーをしてなんとかこの場をおさめた。


「…誰あのひと」

「え?!しらないの?!ほらー、フレンドリーで有名な駿先輩だよー!」

「はっ?!だれその人?!?!」

「っあー…ほら、真梨が先輩の中で1番仲いいひと!真梨と前から知り合いらしいからね!」

「あーそっか。そのひとか。あの人がフレンドリーで有名な駿先輩ね…」