「おはよ!学校慣れた?」

「それがねー、全然!人見知りする方じゃないんだけど、環境が変わるとどうもね…」

「そっかー。こっちは楽しくやってるよ!」

「えー?!いいなー!てゆーか別れて1ヶ月も経ってないのに、6-2が恋しい…」

「それなー!6-2団結してたもんね!」

小学校のとき、6-2だった私。

私は6-2が本当に大好きだった。

卒業する3月にいろいろハプニングもあったけど、それでも本当に楽しくて、毎日それを思い出してる。

「んね!あー、もうバス来ちゃうから行くね!凛ごめんねー!寒いよね?」

凛は徒歩で学校に通ってるから、見て寒そうだった。

よく見たらコートは着てるけどマフラーはしてない。

「あー、大丈夫!気にしないで!」

「いいよ!このマフラー使って!私バスだし!」

「え、いいの?じゃあ遠慮なく借りるわー!」

にこって笑った凛は「じゃあね!」って言って学校へ向かって行った。

私もバス停に向かわないとね。

歩いて5分でバス停についた。

予定通りにバスが来て、乗って初めて起きたハプニング。



乗る席がない…