そう、私の名前は立花彗月〜たちばな、はづき〜。と言う。

身長は165㎝ぐらいで、黒髪のロングヘアのふつうの女の子。


…とまぁ、自己紹介はさておき、


私が壇上に上がると、

コソコソと会場がざわついた。


少しだけ聞こえる声。


男「あの子が入試トップの子?めっちゃ美人じゃん!」


男「あれは手出せねーわ。」


女「うわー。あーゆー子って絶対男経験豊富だよねぇ〜(*^^*)」





ーーーーーいや、ねーわ。


美人でもないし男と経験なんてない。



むしろ好きな人もできたことがない。



みんながざわついている中、



私はスラスラと紙に書いている文字を次々と読み上げた。


読み終えるとすぐさま席に戻った。


私は無表情だけど、顔に出ないだけで緊張はすごくする。


あの時から私は笑えないんだ。


お母さんが…変わってしまったあの時から。