どんどん私に近づいてくる。



おそらく全員で5人…ぐらいかな?



はぁ…。次はどんなこと…されるんだろ…。


すると女のボスらしき人が私の前に立って言った。



『おい。お前。こいつ振るとか頭悪いんじゃね?

こんなイケメンなのに。

学年1位だからって調子乗んなよ?!』


続いて周りにいた女も私に罵声を浴びせる。


『慎也と付き合わせていじめてやろーと思ったのに失敗だわぁ。』


『まじ空気読めよ』


『これだからガリ勉は。きも。』



『ブスがいきがんな』




などなど私には聞き飽きたセリフばっか。


正直もうどうでもいいよ。



ブスぐらいわかってるよ。⇦すごい美女です。



私は呆れて溜息を漏らした。



それをボスは聞き逃さなかった。



『おい、なんだよ今の溜息。


なんなのお前文句でもあんの?』






あ、やば。聞こえてた。



文句?ありまくりですよ。



もう今までのが溜まってイライラしてきている私。



今回ばかりはちょっと反撃?してみようかな…?




「文句はあります。

別に部活に入ろうが古川くんを振ろうが私の勝手です。



…私に構わないで」




そう言ったけどやっぱりダメだったみたい。