電車に乗ると、家まで先生は送ってくれた

「先生、今日はありがとうございました!!」


「ああ、後あんまり1人で出掛けるのは止めとけよ」

「はい!」

空を見るともう、オレンジ色に染まっていた。

「もう夕方ですね。」

私は先生と、1日過ごせたんだ、

私は何故だか、そんなことを考えてしまった
すると少し恥ずかしくなって、早口に先生に話しかけた

「あっ先生、本当に、アクセサリーありがとうございました! 大切にします!っ…では!さようなら!」

「はい、さようなら」

先生は、そう言うと、今来た道を戻って行った

「っ…」

先生の後ろ姿を見ると、私は少し悲しくなった。

「もっと一緒に居たかったなー…って、何考えてるんだろ私!!」

私も帰ろ!
 そして私が家に入ろうとすると、後ろから先生の、声が聞こえた。

「後ひとつ!」

「へっ!?先生?」

「アクセサリー、雪女って呼ばれてるからだけで選んだんじゃねぇーぞ! 似合ってた!」

すると先生は、笑って、手を降った

「ッ!」

ドキッ!

やっとわかった、まだ帰りたくないと思ったり、先生ともっと一緒にいたいと思ったりする理由が、

「私、先生に恋しちゃったんだ」

でも…っ


神様は時々意地悪だ、先生に初恋なんて…

叶うわけ無いのに、