「こんなの無理だよー!」

またしても大きな声が次は、人混みのなかに混ざる。

遡ること、3日前の休み時間

「えっとね、3日後の休みの日に、1人で駅の前で、ナンパ待ちするの!!」

「ええー!!ぜっっったい無理!」

「えー?逃げんの~ー?おもんなー」

「えー雪女、止めんの??」


「~~っ!わかった!やるよ!でも6時までにされなかったら帰るからね!」

「オッケー!あっ!でも担任には言うなよー!こわいからなー!」

「ほんとだ、絶対誰もチクんなよ!俺らのクラスの担任、水野には!」

「俺がどーした」
「うわっ! 水野!…先生」

そうこの先生が担任の、水野善菜先生

男子が恐れてる、数学担当、柔道部顧問です!
顔はなんかバスケって感じのイケメンなんだけどなぁー

キーンコーンカーンコーン

「あっチャイムなったな、じゃあ席につけ、授業始めるからなー」

ハーイ

「助かったぁー、今だけチャイムに感謝するわ~、あっ雪女、じゃあ3日後ね!
ナンパされたら、どんな人にされたか教えてね~ー!」






って言ってたなぁ、他人事だと思って!!
断れば大丈夫だからって!
てかこんなところにずっとって寒いんだけど!
あのまま先生に怒られといたら良かったのに!